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ハイデルベルグ・ジャパン株式会社Webサイトで紹介されました

当社はこのたび小ロットから極小ロットの紙ものづくりをサポートできるようハイデルベルグ社製のオンデマンド印刷機VersafireEPを導入いたしました。

デジタル技術の発展によって、印刷においても細かなニーズに応えられるようになりました。当社は様々な企業、そして個人のお客様がアイデアを形にするための環境を、印刷・製本分野に身を置く企業の立場から提供できるよう努めます。そしてオリジナルの小さいものづくりを高品質かつ低コストで実現できるようこれからも設備の充実を図ってまいります。

このたびハイデルベルグ・ジャパン株式会社Webサイトのお客様事例ページにて取り上げていただきました。今回は記事の内容をご紹介させていただきます。


安定した品質に確かな自信 小ロットの厚紙印刷をバーサファイアEPで

和紙の町から生まれたオリジナルノート

ニヨド印刷株式会社は、土佐和紙の町、高知県いの町に拠点を置く印刷会社です。いの町は、古くからティッシュペーパーなどの紙製品の製造が盛んで、同社もポケットティッシュの軟包装資材や製品ラベルを印刷しており、その他折込チラシなどの商業印刷や、うちわ製造メーカー向けの印刷が仕事の大部分を占めていました。インターネット技術の進化、原材料価格の変動、地元高知の衰退など外部環境の激変を目の当たりにし、印刷会社が変わっていくためにはどうしたらよいのかと模索していた中、転機が訪れました。

「時代が変わるにつれ、刷りまでだった紙製品の仕事に、“最後まで仕上げて納めてほしい”というお客様のニーズが生まれました。会社の方針転換については父親である先代社長とも葛藤がありましたが、時代の変化に取り残される恐怖もあり、お客様の要望に何としても応えようと思いました」と御庄社長は当時を振り返ります。「ダブルリング製本や中綴じ製本、ミシン製本など加工機の設備を導入し、印刷から加工まで一貫した製造を始めました。次第に経験値を積み重ねていき、売上に占める製本物の割合も高くなりました。今、個人が気軽にモノを作れる時代の中で、今度はオリジナルグッズにニーズがあるのではないかと思い、インターネットで注文できる「まるまるノート」をやってみようと思いました。」

2018年に立ち上げた「まるまるノート」は、オンラインでオリジナルのノートを小ロットで受注し、オンデマンド印刷と後加工を組み合わせて様々なアレンジを加えることが可能なサービスです。「小ロットなおかつ、付加価値を付けることに関しては長年積み重ねてきた加工技術と横のつながりがあるので、あとはノートの厚紙に対応できる印刷機があればと思っていたところ、バーサファイアEPを知りました」と御庄社長は続けます。

バーサファイアEP
ボトルネックを解消した厚紙対応力を高く評価

オリジナルノートの中でも人気があるゴムバンド付きリングノートは、表紙に厚みが必要なため、バーサファイアEPの厚紙対応力は大きなメリットだと御庄社長は話しています。「ゴムを掛けてたわまないためには、約420g/㎡の紙に印刷する必要があります。これまで、厚紙で小ロットができる他社製の印刷機を見学したこともありましたが、設置スペースやコスト面でマッチせず、導入には至りませんでした。以前から使用していたデジタル印刷機はありましたが、厚紙対応力や品質が満足いくものではなく、会社としても、小ロット対応ができていると胸を張って言えるものではありませんでした」

バーサファイアEPは、52g/㎡の薄紙から470g/㎡までの厚紙のほか、ファンシーペーパーや、合成紙へ印刷が可能です。特に厚紙対応力について、川田雅樹工場長は次のように話しています。「従来機では、厚紙対応に非常に苦労していたので、厚物の仕事自体を敬遠することもありました。バーサファイアEPはカレンダーの台紙など400g/㎡の用紙も印刷可能で、色も非常に安定しています。現場では、厚紙が印刷できることが大きな自信になっています。また、営業が色々な仕事を積極的に受注してくるようになったのも大きな変化です」

地元高知の画家とコラボレーションしたオリジナルノートの制作など、50~100部の小ロットの製造をすでに手掛けていましたが、今後も小ロットのオーダが増えていくにつれて、バーサファイアEPの活用の場がますます増えていくと、運用へ大きな期待を寄せています。

色ブレしない安定性が品質への自信に

ツイントナーボトル方式の4色デジタル印刷機バーサファイアEPは、自動インラインカラーコントロールとキャリブレーションにより、色の一貫性を保持します。

ハイデルベルグのショールームで実施したバーサファイアEPのテストを振り返って、川田工場長は次のように説明します。「色ムラや傷などを含め、デジタル印刷機で色が安定しないのは、オンデマンドの宿命だと思っていました。実際の仕事では、色に対するクライアントの厳しい要求に応えるため、データを作り直してチェックしたり、メーカーに対応してもらいながら、色の微調整をしていました。テストをした時、厚紙で、なおかつ色が安定していることに本当に驚きました。過去にトラブルを経験した難しいデータやベタ刷りなどで、バーサファイアが対応できるかを実際に見させてもらいましたが、結果は抜群でした。バーサファイアEPを導入することに迷いはありませんでした」

さらに導入後は、色の安定性に加え、高精度の見当についても満足していると川田工場長は続けます。「従来機では四面付けの官製はがきなどを印刷している最中に、色や両面の見当が変わることが多く、機械に付き添ってチェックしなければならない状態でしたが、今はその必要も無くなりました。低融点トナーは紙にダメージが無いので、後加工もしやすいです」と、後加工へのメリットについても評価しています。

デジタル印刷機がどこまで力を発揮してくれるかは、実際に自社を流れている仕事で試してみないと分からない。100%に近い信頼と愛着をデジタル印刷機に置いている会社は、あまり見たことがないと御庄社長は話しています。「とにかく、厚物を安定して印刷できるようになるというのが導入の最優先事項でした。デジタルで計算を立てられること自体がありがたいと思っています」

タッチポイントを削減してスキルレス化を実現

バーサファイア用に開発されたプリネクトDFEは、タッチポイントを大幅に削減することにより生産性の向上に貢献します。実際に運用が始まり、バーサファイアを担当する田島宣明氏は、次のように話しています。「従来機の操作はスキルが必要なため、積極的に使っていませんでした。プリネクトDFEは非常に直感的なインタフェースで、操作性が抜群です。RIPのPDFデータをプレビューで確認できるので、データの変更があっても、印刷機の前でデータのチェックが簡単にできます。面付けも、プレビューを見ながらレイアウトを作成できるので、非常に分かりやすいです」また、色調整の作業も軽減されたと言います。「色の微調整は、データを制作側に戻して作り直して、またサーバーに送るという作業を繰り返していたので、デスクと印刷機を行ったり来たりしていました。今は印刷機の前で作業が完結します。また、再版にすぐに対応できるメリットは大きいです」

オペレータが楽しんで仕事をする姿を見るようになったという川田工場長は、タッチポイントの削減が同社にとって大きな変革になると指摘します。「デジタル印刷機のオペレータは、デザイン、制作、加工などの職務を兼任しています。印刷機の操作に手間をかけていると、ほかの仕事が圧迫されてしまいます。当社の社員は40人ほどですが、今後、新たに社員を増やしていくことを考えた時、プリネクトDFEの操作性は鍵になります。正しい設定をしてデータを作成しておけば、高いスキルを持っていなくても品質の良い印刷ができます」

当初、B2Bの売上拡大を目指して立ち上げた「まるまるノート」は、B2Cにも広がりました。すでに仕事の8割を県外から受注している同社ですが、個人のお客様のニーズに応えられるように、お客様と直接つながることを大切にしています。

「オリジナルの紙ものづくりのポリシーは、お客様に親切であること。そして、小さいものづくりが絶えず毎日動いていくような会社になりたいと思います」と御庄社長はビジョンを語っています。バーサファイアEPを導入し、「この分野では他社には負けない」というこだわりのものづくりに、更なる手ごたえを感じています。

ハイデルベルグ・ジャパン株式会社Webサイトはこちら
https://www.heidelberg.com/jp/ja/index.jsp

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