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【紙の知識】メモに使われる用紙

くるみメモ/クロス巻きメモの表紙に使われる用紙

コート紙

チラシやパンフレット、ポスターでおなじみの紙です。表面に白色顔料や糊剤などを塗り、ローラーをかけて滑らかにしたツヤのある用紙で写真の色表現に優れ、カラー印刷において最も利用されています。
定番は四六判で135kg。表紙としてしっかり感を保ちながら天のりしたメモ本体をくるむのに最適な紙厚です。
クロス巻きメモでは高級感を出すため、コートカード紙の四六判で18㎏(210g/㎡)、19.5㎏(230g/㎡)くらいの厚紙を使ったり、表紙の上に透明のプラスチックシート(PET、PE)を1枚加えることもあります。
当社では大王製紙のユトリロコート、三菱製紙のパールコートが使われています。

リングメモの表紙に使われる用紙

➀コートカード紙

チラシやパンフレット、ポスターなどで使われる塗工紙、コート紙同様の白色度と光沢感をもつ紙です。写真の色を鮮やかに再現するなど高品質な印刷を可能にします。ハガキやカード、パッケージといった厚物の印刷に多く利用されています。
リングメモの表紙としては四六判で31㎏(360g/㎡)、36㎏(420g/㎡)くらいが適当な厚さです。
当社では王子製紙のサンカード、ボンアイボリーや日本製紙のアイベストW、ユニフェイスWが使われています。

➁コートボール紙(裏白)

コートボール紙(裏白)は表面が白く塗工されていて平滑性が高く、裏面も白色ながらややざらつきのある厚紙です。表、裏両面とも印刷が可能です。紙製のパッケージやケースなど包装資材向けに使われることの多い紙ですが、リングメモの表紙としてはL判で27㎏(310g平米)、31㎏(350g/㎡)、35㎏(400g/㎡)くらいが適当な厚さです。
当社では王子製紙のニューピジョンや北越コーポレーション(旧北越紀州製紙)のクリーンコートVが使われています。

パタパタメモ/ポップアップメモの表紙に使われる用紙

コートカード紙

チラシやパンフレット、ポスターなどで使われる塗工紙、コート紙同様の白色度と光沢感をもつ紙です。写真の色を鮮やかに再現するなど高品質な印刷を可能にします。ハガキやカード、パッケージといった厚物の印刷に多く利用されています。
パタパタメモ/ポップアップメモの表紙としてお勧めの厚さは四六判で26.5㎏(310g/㎡)です。
当社では王子製紙のサンカード、ボンアイボリーや日本製紙のアイベストW、ユニフェイスWが使われています。

メモ本文(くるみ/クロス巻き/リング/パタパタ/ポップアップ)に使われる用紙

➀上質紙

なめらかな表面と自然な風合いを持つ白色の紙です。バージンパルプ(化学パルプ100%)にて製造されているので「上質紙」です。表面に何も塗布されていないので、鉛筆やボールペンなどでの筆記性に優れている(=書きやすくインクも乾きやすい)のが特徴です。高精細のカラー印刷よりも単色の文字印刷に多く用いられます。
当社のおすすめは大王製紙のユトリロ上質ですが、王子製紙のOKプリンス上質、日本製紙のNPi上質、しらおい上質、北越コーポレーション(旧北越紀州製紙)のキンマリSWなど銘柄も多く、同じように見える上質紙も白さや風合いが微妙に違うことに驚かされます。
メモ本文として定番の厚さは四六判で55㎏、70㎏です。

➁色上質紙

上質紙をベースに着色した紙。カラーバリエーションの豊富さが魅力です。例えば紀州の色上質シリーズは緑系だけでも5種類を数え、それぞれに「もえぎ」「みどり」「若竹」「鶯」「若草」と美しい名前がついています。メモ本文には「レモン」「水色」など淡く、文字を邪魔しない色が使われます。
なお通常使われる厚さは薄口(四六判で52㎏に相当)、中厚口(四六判で66㎏に相当)です。
当社では色上質紙の代名詞、北越コーポレーション(旧北越紀州製紙)の「紀州の色上質」の他、大王製紙の「大王の色上質」が使われています。

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